タイライオン

オーラルヘルスケア

① 地方の病院・保健センターと連携した取り組み

乳歯は生え変わることから、大人の歯より軽視されてしまうこともあります。しかし、口腔の健康は将来の全身健康に影響をおよぼすと言われており、小さいころからオーラルケアを実践することが大切です。タイライオンは正しいオーラルケアを伝えることを目的に、地方の病院・保健センターと連携し、2歳から5歳の子どもたちを対象に歯科健診・むし歯処置・歯みがき指導を行っています。
この活動では、はじめに歯科衛生士による歯科健診が行われ、むし歯が見つかった場合、「スマート・テクニーク」とよばれる処置を歯科医が行います。この歯科医は,「スマート・テクニーク」の開発者であり、タイライオンのアドバイザーでもあります。「スマート・テクニーク」は、歯科用ドリルを用いず、特殊なスプーンでむし歯を取り除き、特殊な素材で詰めていきます。この先進的な技術により、子どもたちはむし歯処置を怖がらず行うことができるようになりました。また、この処置は短時間で行うことができることから、子どもたちは長い間口を開ける必要がなく、歯医者に対しての嫌悪感の低減につなげています。処置終了後は、タイライオンが正しい歯みがき方法を子どもたち、さらには保護者にも伝え、予防歯科の普及定着および全身の健康と歯科健康の関連性の啓発に取り組んでいます。
この活動は2017年に、Trad地区、Surin地区、Yala地区で行われ、約800名が参加しました。

② 政府施策への貢献

タイライオンは、タイ政府の施策である「公共・民間の連携プロジェクト」への貢献に取り組んでいます。毎年、サハグループの企業公園の記念日において、グループ企業が集まり各社の公共・民間連携プロジェクトに関するブースを設置します。このイベントには、Lampun地区などの近隣の地域コミュニティが招待されます。
タイライオンは、「全身健康のために健康な口腔状態を保つことの重要性」をテーマにブースを設置しました。ブースでは、正しい歯みがき方法指導やお口の体操を行い、それぞれの年齢・口腔状態に応じてオーラルケア商品の選び方などについて伝えました。
2017年は、地域コミュニティの約500名が参加しました。

*タイライオンはライオン㈱とサハグループの合弁会社です。

③ 「ライオン・オーラル・ヘルス アウォード」の開催

タイライオンでは、「ライオン・オーラル・ヘルス アウォード」を2009年より毎年開催しています。このアウォードは、タイの予防歯科に役立つ研究や活動をしている人の助成を目的に、タイの有力歯科医師の協力のもと、優秀な予防歯科に関する研究や活動に対して表彰および賞金を贈呈する制度です。
2017年には4団体が表彰されました。2017年の第1位には、タイ南部で実施した「Tolangコミュニティにおける子どもたちの口腔ケア意識強化」研究、第2位には西部Ratchaburiの「Wat Kaew村~家族で育む子どもの健康な歯~」研究、および北部Sansa県Chaing Mai郡の「寝たきり高齢者に向けたオーラルケアシステム」研究、第3位にはPonpawai県Prae郡の「子どもたちのネットワーク内にてよい口腔習慣の確立」研究が表彰されました。
当日は、タイ公衆歯科衛生協会の定例学会が開催され、歯科専門家による講演、「生涯28本の歯を保持することを可能にする」が行われました。

歯科専門家による講演<

歯科専門家による講演

「ライオン・オーラル・ヘルス アウォード2017」

「ライオン・オーラル・ヘルス アウォード2017」
受賞者

④ 政府と連携したオーラルヘルスケア普及活動

タイ政府は、タイ国民の健康意識を高めるため、2012年より毎年「ヘルスフェア」を実施しています。2017年は、シラチャ県のレムチャバン地区で実施されました。「ヘルスフェア」では、地域のコミュニティセンターで、医療機関、健康グッズ販売業者などがブースを出展し、ボランティアの医師や看護師が、参加者に健康診断を行い薬を処方します。タイライオンもブースを出展し、歯の健康が全身の健康へ影響することを伝えるとともに、より健康な口腔状態を実現し将来的なQOL(生活の質)の向上につなげるための「健口美」体操(お口の体操)について伝えました。2017年は、約1,000名が「ヘルスフェア」に参加しました。

クイズの参加者にハブラシをプレゼント

クイズの参加者にハブラシをプレゼント

⑤ 国立病院のセミナーでオーラルヘルスケア普及活動を実施

国立ラーマティポディー病院では、9月21日の世界アルツハイマーデーを記念して、医学部と歯学部が合同で、お年寄りや介護士を対象にセミナーを開催しています。タイライオンもこのセミナーに参加し、口腔保健について参加者に啓発しました。
セミナーでは、歯学部が「口腔の健康は質のよい脳の基礎である」と題した講演を行い、ブースで正しい歯みがき方法の指導や、口腔内の専用カメラで、参加者の歯と口の状態のチェックを行いました。
タイライオンもブースを出展し、(公財)ライオン歯科衛生研究所(LDH)が作成した「健口美」体操のタイ語版パンフレットとハブラシを配布しました。「健口美」体操の実践指導も合わせて行い、多くの参加者に興味を持っていただきました。

*1994年、「国際アルツハイマー病協会」(ADI)と世界保健機関(WHO)が共同で、9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心にアルツハイマー病の啓発を行っています。

歯学部のスタッフ

歯学部のスタッフ

「健口美」体操の指導

「健口美」体操の指導

⑥ 生産工場内にあるコミュニティセンターで歯みがき指導実施

タイライオンシラチャ工場内にあるヒューマナイズド・ホール(地域の方々との交流を目的としたコミュニティセンター)で、地域の50-80歳の方々を対象に、タイライオンの従業員が正しい口腔ケアについて指導しています。歯みがき方法・フロスの使用方法の指導のほか、口腔機能を向上させる口腔体操を実践しました。また、参加者には、『Good Age』のハブラシ、ハミガキ、マウスウォッシュ(タイライオンが販売する高齢者向けのオーラルケア商品)を配布しました。2016年に、25名の方に口腔ケア指導を行いました。

歯みがき指導の様子

歯みがき指導の様子

⑦ マタニティ期の従業員に向けた口腔ケア指導

一般的に、マタニティ期は、女性ホルモンが増えることで唾液分泌量が減少し、むし歯や歯周病などの口腔リスクが高まるといわれています。タイライオンでは、マタニティ期の従業員を対象に、マタニティ期の健康管理や口腔ケアの重要性を伝えるセミナーを行っています。健康管理については、タイライオン医務室の看護師が指導し、妊婦に必要な栄養摂取などについて指導を行いました。マタニティ期の母親の口腔状態は、生まれてくる子供にも影響することを伝え、正しい口腔ケアの方法について指導を行いました。2017年は、もうすぐ母親・父親になる30名の従業員がセミナーに参加しました。

参加した従業員

参加した従業員

看護師による指導

看護師による指導

清潔衛生習慣

生産工場に隣接する学校の生徒へ歯みがき・手洗い指導を実施

タイライオンでは、シラチャ工場に隣接する学校の子どもたちへ、手洗い習慣定着活動を実施しています。
生徒たちは、まずブラックライトのもとで光る、特殊なクリームを汚れの代わりに手に塗布します。次に自分の手の汚れを確認し、手洗いを行います。再度ブラックライトで自身の手の汚れを確認し、水洗いや簡単な手洗いだけでは手の汚れは落としきれないことを実感してもらったうえで、正しい手洗い方法について指導します。
実施した学校では、給食前に手を洗う習慣がない生徒が半数以上を占めていたため、今後も手洗い習慣の定着を目指し活動を継続します。

ブラックライトで手の汚れをチェック

ブラックライトで手の汚れをチェック

ブラックライトで確認後、手のどの部分が汚れていたか復習

手のどの部分が汚れていたか復習

環境保全活動

環境フェア「エコプロダクツ展」で歯みがき指導実施

タイライオンは、「インターナショナル エコプロダクツ展2016」でブースを出展しました。人間は環境の一部であり、「人間が健康であれば自然環境に調和できる」というコンセプトで、タイライオンやライオン㈱(日本)の環境への取り組みをブースで展示し紹介しました。
また、出展ブースのコンセプトに合わせ、「全身の健康は口腔の健康から始まる」ことを伝えるため、イベントのメインステージで、会場を訪れた小学生を対象に歯みがき指導を行いました。

メインステージで小学生に歯みがき指導

メインステージで小学生に歯みがき指導

ブースの様子

ブースの様子

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