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ジュニアプロジェクト ライオン 美ら action ~みんなで育む沖縄の未来~

贈呈式の様子

9年目を迎えた「ライオン美らaction」の実践校認定証贈呈式が、4月22日(月)に那覇市内で行われました。

贈呈式には2019年度の環境教育実践校に選ばれた県内の小中学校12校を代表して、沖縄市立越来中学校の長嶺加恵美校長、南風原町立北丘小学校の勢理客貴之教頭が出席され、認定書と助成金(各校25万円)の目録が贈呈されました。

贈呈式に引き続き、2年連続で実践校に認定された南風原町立北丘小学校の6年生生徒5人が、昨年度に実施した桜の苗木の植樹や、学校入口の「にこにこ坂」の清掃などの活動内容を元気いっぱいに報告しました。

認定校一覧

国頭(くにがみ)地区

名護市立 屋我地小学校

  • 自然環境
  • 生態系

屋我地小学校は、2016年に小中一貫校「屋我地ひるぎ学園」として新たに開校し、開校以来、学校周辺になる豊かな自然環境を活かした様々な取り組みが行われています。小学校から中学校まで一貫した環境教育を推進しており、人材や施設などの地域資源にも恵まれ、生活科や理科等の各教科や総合的な学習の時間等での体験活動や探究活動を通じて、身近な環境から地球規模の環境について先進的に取り組みました。
学級数:8クラス / 児童生徒数:109名 / 学校長名:渡具知 久浩 校長

活動内容と詳細

  • 4~10月:干潟探検(生き物、、マングローブ、砂浜の特徴)
  • 4~11月:はちみつ体験
  • 4~12月:渡り鳥の観察(アジサシ観察)
  • 4~12月:屋我地再発見(地域めぐり)

伊平屋村立 伊平屋中学校

  • 自然環境
  • 生態系

伊平屋中学校は本島北部の伊平屋島にあり、周囲を海で囲まれた自然豊かな場所にあります。離島ゆえに中学卒業とともに島発ちしなければならず、村を挙げて「島発ち教育」を推進しています。島を出た後も、故郷の島の魅力を出会う人々へ伝えていくことで思いを深めていくことができるよう、自然に親しむ活動を積極的に取り入れました。
学級数:4クラス / 児童生徒数:48名 / 学校長名:与那覇 了 校長

活動内容と詳細

  • 7月:海神体験(追い込み漁、魚捌き、魚調理、ハーリー競争)
  • 7月:海岸線(イノー)の動植物の生態調査
  • 7月:賀陽山登山体験と伊平屋の歴史に触れる&動植物自然観察・調査
  • 7月:海洋生物と人と海の生活を学ぶ(海洋文化館・美ら海水族館)
  • 12月:校内花の植え付け
  • 1~2月:海浜清掃

中頭(なかがみ)地区

恩納村立 安富祖小学校

  • 自然環境
  • 生活環境

安富祖小学校は、環境教育の目標に「環境に親しむ」「環境のしくみを学ぶ」「環境を保全・創造する」の3つを掲げ、環境教育の充実に取り組みました。取り組み内容としては、1・2学年の生活科で校内及び学校周辺の豊かな自然に触れ、5学年の総合学習で「環境」をテーマに調べ学習を行い、社会科、理科で環境に関連する学習に取り組んでいます。また、伝統行事である「浜下り」や地域の美化活動等を通じて、地域の豊かな自然環境に気付き、大切に守っていこうとする態度の育成に積極的に取り組みました。
学級数:8クラス / 児童生徒数:77名 / 学校長名:萩堂 哲 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:毎朝の美化活動(清掃、灌水、除草等)
  • 5~3月:花や野菜を育てる活動
  • 5月:浜下り(海の危険生物への対応、海洋生物の観察)
  • 5~10月:稲作り
  • 7月・2月:学校に隣接した海や周辺環境の美化活動
  • 11~2月:ジャガイモ作り

沖縄市立 越来中学校

  • その他

越来中学校は、「環境教育の指導方針」や「環境教育活動の重点」を定め、各教科・道徳特別活動など様々な教育活動を通じて、環境保全や環境問題に対して主体的に関わる意欲や行動力・実践力を育成しています。2018年度に取り組んだ「アクアポニックスシステムの探求」では、身近な生き物への関心を高め、生き物を取り巻く環境の物資環境への仕組みへの理解を深めるとともに、人と自然が共存しながら農業や産業を発展させるための人材育成を図りました。
学級数:9クラス / 児童生徒数:208名 / 学校長名:長嶺 加恵美 校長

活動内容と詳細

  • 4~5月:自作アクアポニックスを使用した、野菜成長度の研究
  • 6月:ミナミメダカ琉球型の飼育繁殖
  • 7~8月:豆苗の水浄化研究
  • 9~10月:生物と植物の共存に向けた研究活動

那覇(なは)地区

那覇市立 大名小学校

  • 自然環境
  • その他

大名小学校は、首里末吉の森に続く周辺の自然豊かな環境を活かし、新しい校舎になった2017年度から蝶の食草の栽培や食草園の整備、沖縄の希少生物や水生生物の飼育・繁殖、学校周辺の生き物調べ、そしてミツバチの学習などを行っています。これらの取り組みを理科・国語・生活科・総合的な学習の時間・クラブ活動や放課後など、あらゆる時間を使って実践しました。
学級数:21クラス / 児童生徒数:561名 / 学校長名 後藤 岳二 校長

活動内容と詳細

  • 4~12月:ミツバチ教室(飼育、生態観察、採蜜体験など)
  • 12月:ミツバチ学習の発表

久米島町立 球美中学校

  • 生活環境

球美中学校は、朝の清掃活動をはじめ、ビーチクリーン作戦、地域清掃活動への参加など「ボランティア活動推進校」として継続的に取り組みまいた。また「環境」に関わる内容も学習に取り入れ、自然を愛し、自然に学び、自然に触れ合うことのできる豊かな心の育成を図りました。
学級数:5クラス / 児童生徒数:104名 / 学校長名:中村 斉 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:県道沿い(馬場跡)清掃活動、校内緑化活動
  • 5月:ホタル生息地保全活動、ビーチクリーン活動
  • 10~3月:花いっぱい運動(一人一鉢運動)

島尻(しまじり)地区

南風原町立 北丘小学校

  • 水環境
  • 自然環境
  • 生活環境

北丘小学校は、環境教育目標に「環境美化活動を通じて、植物の成長、美しさに触れ、自然を大切にする心を育てる」を掲げ、環境教育に熱心に取り組みました。2017年にはその成果が発揮され「沖縄美化コンクール」において準特選を受賞しました。ビオトープの整備や学校を桜の森にする「桜の森構想」の実践、「仲良し広場」に実のなる木を植樹するなど数々の取り組みも行われています。
学級数:35クラス / 児童生徒数:900名 / 学校長名:城田 由勝 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:朝の清掃活動(にこにこ坂、希望の道、緑の広場、駐車場など)
  • 4~3月:草花の世話(植え付け、冠水、除草)
  • 11月:桜の苗や実のなる木の植え付け
  • 1月:冬の野菜作り(ほうれん草、キャベツ)

糸満市立 高嶺中学校

  • 生活環境

高嶺中学校では、人は環境によって変容することに着目し、環境を整備充実することによって情操を豊かにし、学習意欲の喚起、勤労奉仕の精神など、健全で調和のとれた子供の育成を図ることを環境整備の狙いとし活動しました。
学級数:7クラス / 児童生徒数:136名 / 学校長名:長田 宗彦 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:校内美化活動(朝のボランティア清掃、緑化運動)
  • 4~3月:文化財清掃(南山城跡、嘉手志川)
  • 9~12月:農業体験

宮古(みやこ)地区

宮古島市立 伊良部島小学校

  • 自然環境
  • 生態系

伊良部島小学校は、伊良部小学校と佐良浜小学校を統合し、2019年4月に開校した新設校です。同一校舎内には伊良部島中学校があり宮古島初の小中一貫教育校でもあります。地球環境が年々悪化する中、宮古島に飛来するサシバの数も年々減少し、絶滅危惧種に指定されました。本校が旧伊良部中学校のこれまでの取り組みを引き継ぎながら、サシバ保護活動や伊良部島の環境問題に取り組み、宮古島全体に警笛を発する活動を実施しました。
学級数:11クラス / 児童生徒数:211名 / 学校長名:宮城 克典 校長

活動内容と詳細

  • 5月:サシバ保護学習会、サシバの森清掃活動
  • 6月:海神祭会場(佐良浜漁港)周辺の清掃)、海神祭への参加
  • 10月:サシバ保護循環活動
  • 2月:スマバンタカの調査

宮古島市立 上野中学校

  • 自然環境

上野中学校がある上野地区は、東に風光明媚なシギラ浜、西に紺碧の太平洋を望むことができ、変化に富んだ美しい海岸線が続いています。また環境省のレッドデータブックに指定されたツバクロゼミの生息地としても有名です。学校内外の教育環境も豊かで、特にブーゲンビリアは旧上野村花木であったことからその栽培に力を入れており、毎年12月に開催される「ブーゲンビリア祭り」はにぎわいを見せています。
学級数:3クラス / 児童生徒数:95名 / 学校長名:友利 和広 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:教育ファーム(学校農園)での野菜栽培管理学習
  • 10月:地域における環境問題の課題解決学習
  • 12月:ブーゲンビレアの特徴や手入れについての出前講座
  • 3月:地下ダムファームポンドについての学習、清掃活動
    リサイクルセンター、宮古島気象台等の施設見学

八重山(やえやま)地区

与那国町立 与那国小学校

  • 自然環境
  • その他

与那国小学校は、130年もの歴史と伝統がある学校です。全校体制で朝の美化活動をはじめ栽培活動等に積極的に取り組んでおり、環境教育や身近な自然体験を取り組んだ教育は、豊かな人間性の育成につながっています。また、身近な草花の世話をしながら成長を守り、田植えから稲刈りまで年間を通して行う活動は、自然の恵みへの関心や感謝の気持ちを育てました。
学級数:7クラス / 児童生徒数:82名 / 学校長名:宮里 普 校長

活動内容と詳細

  • 5~9月:夏の花、夏野菜の栽培活動
  • 7月:稲刈り体験活動
  • 10~2月:冬の花、冬野菜の栽培活動
  • 11~3月:冬の花での地域の美化活動、清掃活動

石垣市立 伊原間中学校

  • 自然環境
  • 生態系

伊原間中学校は、総合的な学習の時間を利用して外来生物(オオヒキガエル)の学習を実施しました。校区内の基幹産業は、サトウキビ・パイン・花卉栽培・牧畜などであり、生徒・保護者においても自然教育に意識の高い地域です。
学級数:3クラス / 児童生徒数:42名 / 学校長名:友利 始夫 校長

活動内容と詳細

  • 4~3月:校内美化活動
  • 4~3月:外部講師を招き、北部地区に生息する「外来生物」「在来生物」学習
  • 4~2月:キビの手入れ(除草)、キビ刈り
  • 4月・3月:アーサ採り、モズク採り体験学習

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