活動レポート
事業所別活動レポート
大阪工場の生物多様性保全活動
和歌山県みなべ町千里浜海岸は、IUCN Red Listで絶滅危惧種に指定されるアカウミガメの本州最大の産卵地です。ウミガメの卵や子ガメがたぬきに襲われる食害が深刻化したことから、ライオン㈱大阪工場では2010年から日本ウミガメ協議会や現地のウミガメ研究班と連携し、ウミガメ保護活動を開始しました。食害対策としてウミガメの産卵巣への防護柵設置に取り組み、防護柵の構造と設置方法に改良を重ねた結果、2016年についに食害0を達成しました。合わせて、孵化後の卵を砂の中から掘り出し、孵化率を調べる調査、および砂浜に漂着したごみの清掃も行っています。
2017年11月27日
大阪工場によるアカウミガメ保護活動
大阪工場のアカウミガメ保護活動(竹網製作~孵化率調査、清掃活動)について紹介します。
① 竹を切り出して竹網を製作する大阪工場社員
②みなべ町千里浜海岸でのアカウミガメの産卵
③産卵場所への竹網と金属柵の設置作業
④タヌキによる食害からアカウミガメを保護する防護柵(竹網+金属柵)
⑤防護柵に守られ無事に子ガメが誕生
⑥海に巣立って行く子ガメ
⑦孵化率調査のため、砂の中からアカウミガメの卵の掘り出し作業
⑧破れた卵殻(無事に子ガメが生まれた証拠)と破れていない卵(生まれる前に死亡)の数を調査
⑨アカウミガメが産卵する千里浜海岸の清掃活動(漂着ごみの回収、除去)