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活動レポート

事業所別活動レポート

仙台オフィスの生物多様性保全活動

仙台オフィスでは、将来的に生息できる環境が戻るように、仙台市の八木山動物公園(フジサキの杜)と宮城教育大学が中心となって繁殖・維持に取り組んでいる「メダカ里親制度」へ参加しています。
日本のメダカは、遺伝子レベルでは地域によって異なる集団に分けられるそうです。
井土メダカとは、東日本大震災の津波で被災した宮城県名取川河口域の井土(イド)地区に生息していたメダカで、そういった貴重な種の一つになります。
仙台オフィスのエントランス近くに設置した水槽で、その「井土(イド)メダカ」の飼育を行っています。

2018年06月25日

仙台オフィスの生物多様性保全活動

2018年6月11日(月)
仙台オフィスも2018年6月からいよいよ、「井土(イド)メダカの保護活動」への取組みをスタートさせました。
当初、日本のメダカは皆同じ種と思っていましたが、遺伝子レベルでは地域によって異なる集団に分けられるそうです。
東日本大震災の津波で被災した名取川河口域の井土(イド)のメダカも、そういった貴重な種の一つなのです。
仙台オフィスでは、将来的に生息できる環境が戻るように、八木山動物公園と宮城教育大学が中心となって繁殖・維持に取り組んでいる「メダカ里親制度」へ参加することにしました。
「井土メダカ復活プロジェクト」を立ち上げた宮城教育大学の棟方先生を当社仙台オフィスにお招きして、メダカの生態や飼育方法の講義をオフィス飼育担当他10名で受講しメダカを迎えるための準備を始めました。
また、日光の当たらない場所での飼育に必要なグッズをリストアップし、効率的な飼育に必要なアイテムを揃えました。
6月11日、仙台オフィスに井土メダカ17匹がやってきて、いよいよメダカの飼育が始まりました。
でも、室内で飼育・繁殖させる上で、水槽の環境整備や水草、照明など不安や悩みが次々と出てきます。
環境変化のせいか、なかなか産卵の確認ができず、棟方先生からアドバイスを頂きながら試行錯誤の毎日です。
今後、オフィスで繁殖したメダカを八木山動物公園に返還して、井土地区由来のメダカ野生個体群が本来の生息地で復元できるように、仙台オフィス全体で生物多様性保全活動に取り組んでいきます。

(仙台オフィス総務室 佐々木 記)

オフィスエントランスの水槽でゆったりと泳ぐ「井土メダカ」たち

オフィスエントランスの水槽でゆったりと泳ぐ「井土メダカ」たち

壁には、メダカの説明がしっかり掲示されています

壁には、メダカの説明がしっかり掲示されています

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