活動レポート
事業所別活動レポート
平井事業所の生物多様性保全活動
平井事業所の生物多様性保全活動は2019年6月、認定NPO法人えどがわエコセンター主催の『葛西海浜公園・東なぎさクリーン作戦』活動への参加からスタートしました。干潟に漂着したプラスチック類を含むごみの回収や、江戸川河畔で発見・命名されたムジナモ(絶滅危惧ⅠA類。水草、食虫植物)の里親活動への参加など江戸川・荒川流域や東京湾の自然環境を守り、生物多様性の保全の大切さを知り、多くの社員と家族の皆さんで楽しく活動を推進していきます。
2021年06月30日
江戸川由来の絶滅危惧種「ムジナモ」の育成を開始しました。
ムジナモというのは、1890年に江戸川河川敷の用水池(江戸川区小岩、小岩菖蒲園のところ)で、植物学者の牧野富太郎博士により発見された水生食虫植物です。モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草で、根っこは無く、水に漂っている植物です。
タヌキ(ムジナ)の尾っぽに似ていることから名づけられました。
大正時代は、国の天然記念物に指定されていましたが、流域の開発、水質汚染、魚による捕食等で絶滅してしまいました。栽培に成功していた個体が残っていたので、種としての絶滅はまぬがれています。
かつての自生地復活を目指して活動している「江戸川区ムジナモ保存会」から、株分けしていただき、平井・コミュニケーション棟屋上のビオトープ(一番上の写真)に移植いたしました。
設置の写真(網の中にいます)と、看板を掲載します。
(メダカに食べられてしまうそうで、網の中で育成しています)
今後も成長の様子を投稿していきたいと思います。
平井屋上ビオトープ
ムジナモ水路設置
ムジナモ看板