活動レポート
事業所別活動レポート
ライオンケミカル㈱オレオケミカル事業所の生物多様性保全活動
事業所内の緑地環境を活かし、香川県絶滅危惧種のトンボが生息できるほどの環境を目指して、従業員が手作りでトンボ池(ビオトープ)を造成しました。トンボ池の水質改善・良化を目的に太陽光を利用した水の循環システムを導入し、香川県絶滅危惧種Ⅱ類指定のマイコアカネのほか、香川県や専門家の支援を受けながら様々な種類のトンボの誘致を推進しています。また、近隣の子どもたちを招いた自然観察会も行っており、坂出市教育委員会からも好評をいただいています。
2022年09月20日
トンボ池(ビオトープ)の整備
ライオンケミカル株式会社オレオケミカル事業所では、香川県の絶滅危惧種Ⅱ類指定のマイコアカネ(本当に顔が舞妓さん!ぜひ検索を)の保全活動をしています。
2022年8月25日、26日に生物多様性保全活動の事業所全体運動として、トンボ池水生植物の間引きと周辺環境整備を行いました。
トンボの生育環境を守るため、池の水面域確保(※産卵のため)は必須です。生態系を守るって大きな力が必要ですね。
生産活動が多忙な中、事業所皆様の協力を得て、2日間で延べ32名の方に参加いただきました。(感謝!)
なぜ、こんな暑い時に?と思うかもしれませんが、マイコアカネの生態を考えてのことなのです。
マイコアカネの成虫は6月下旬〜11月に出現します。
羽化直後の若い個体は羽化水域周辺の林縁や草の茂みなどで生活して夏を過ごし、秋には産卵します。
なので!8月下旬が、唯一マイコアカネの生態に影響を与えず、池の中へ入れる期間なのです。
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全体運動前のトンボ池
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全体運動中のトンボ池
水生植物刈り取り中
活動後は、水面域も広がりトンボの産卵も確認されました。
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トンボ池の生態系が維持されている(ヤゴ)
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作業後キレイになりました(キレイキレイ♪)
今後も定期的な全体活動を通じて、事業所全体でトンボ池の環境を維持し、生物多様性保全活動を継続していきます。