新型コロナウイルス感染症予防のため、一部の活動を自粛しています。
ライオングループではオンラインを活用する等、活動内容を見直しながら、健康な生活習慣づくりに継続して取り組んでいきます。
2021年4-5月、Lion Corporation (Korea)(以下、「ライオンコリア」という。)は、適切なオーラルケア習慣を身につけて健康を維持してもらうことを目的に、Teacher Mall(本サイトに登録している学校の先生が教材を購入するための専門モール)を通じて、ライオンコリアが韓国で販売している『Kids safe ハブラシ』と 『Kids safeハミガキ』のセット品を小学校新1年生5,300名に提供しました。
2021年の1年間、ライオンコリアは、国内最大級のキッズカフェである「Playtime Kids Café」と共同し、歯みがきへの抵抗を減らし、オーラルケアの重要性を啓発することを目的に、訪問者である3~7歳の子ども7,500名に『KODOMOハブラシ』を提供しました。館内では、『KODOMOハブラシ』のコマーシャルが流れ、ブランド認知の拡大も図りました。
ライオンコリアは2012年より、保健所、文化センター、保健教師協会等が開催している様々な教育プログラムに参加し、健康に関する講演を行い、地域住民の健康増進に貢献しています。
講演内容は、各プログラムの参加者や形態に合わせてアレンジしています。専門家に委託して、乳幼児・保護者の正しいオーラルケア、オーラルケア管理方法、お口の健康と全身疾患の関係、感染症予防のための生活習慣等について幅広い知識を参加者に伝えています。
2021年も新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止の観点から、ZOOMにて講演を2回行い、約250名に受講いただきました。2012年から累計で約19,150名の方が参加しています。
ライオンコリアは、西大門(ソデムン)区保健所と延世(ヨンセ)大学歯学部予防歯科学の協力のもと、ソウル特別市内の西大門区管内の小学校や中学校、高等学校に歯みがき施設(歯科健診やオーラルケア指導を行う施設)を設置し、そこで歯みがき教育を2014年より実施しています。
歯みがき施設では、歯科医師・歯科衛生士による継続的なモニタリングを行っています。年に2回歯科健診を行い、4年間経過観察し(対象は小学4-6年生、中学1-3年生)、さらに、正しいオーラルケア習慣を身につけてもらうよう、毎月1回、歯科衛生士が学校を訪問し、昼食後の歯みがき習慣や正しい「予防歯科」習慣を学生に伝えています。
2021年は、16校で計約12,000名の学生に指導しました。2014年から累計で約55,077名の学生に歯みがき教育を行いました。
ライオングループは、⽣涯にわたって⼈々の健康保持をサポートするため、子どものころからの歯とお口の健康意識を育むことに重点を置いています。日本では、小学生に対して正しい歯みがき指導やオーラルケアを指導することを目的に「全国小学生歯みがき大会」を1932年から実施しています。現在では、活動の場をアジアを中心に広げ、⼩学校で毎年開催しています。
ライオンコリアでは、2009年より「小学生歯みがき大会」を開催しています。2021年は6月の大会に、ソウル特別市内と釜山広域市内にある日本人小学校2校の児童約80名が各家庭からオンラインで参加しました。2009年から累計で約8,160名の小学生が参加しています。
ライオンコリアは、地域住民のオーラルヘルスケア意識の向上および「予防歯科」意識向上を目指し、広津(クァンジン)区保健所と共同で、毎週火曜日に「歯みがき相談室」を2012年より開催しています。参加者に自分のお口の状態についてセルフチェックをしていただいた後、一対一の個別検査を行い、それぞれの歯とお口の状態に合わせたセルフケア方法を指導しています。
2019年は約1,790名が参加し、累計で約17,000名が参加しています。2021年もCOVID-19の影響で活動を休止しました。
2021年3月から現在にかけて、ライオンコリアは韓国で最大級の映画館「CGV」(1ヵ月あたり平均200〜400万名が来館)で、『Ai! Kekuteプレミアムモイスチャー』の大々的な広告宣伝を実施しています。
全土にあるCGVのロビーに、ポスターや動画を通じて広告宣伝するとともに、館内のトイレにはポスターだけでなく、商品と啓発ステッカーを設置して商品の良さと正しい手洗いの方法をPRしています。
* 『Ai! Kekute』は、ライオンコリアが販売するハンドソープのブランド名です(ライオンが販売する『キレイキレイ』)。韓国語で「あら!キレイ」という意味です。
2020年5月、ライオンコリアは、恵まれない子どもたちに手を差し伸べる韓国最大の財団である「緑の傘子供財団」と下記を目的に基本合意書を締結しました。
この取り組みの一環として、ライオンコリアは、『Ai! Kekute』の売上の一部(1億ウォン)を財団に寄付し、その資金は子どもたちが利用する施設の洗面台やトイレなどの衛生環境メンテナンス費用に充てられています。「カラフル・トイレ・キャンペーン」は、常に水廻りを清潔に保ち、更に『Ai! Kekute』を設置することで衛生環境に彩を加え、子どもや地域社会の健康増進を図ることを狙いとしています。
2021年は、4歳から16歳の子ども400名が通うソウル特別市の地域児童コミュニティセンター10ヵ所のメンテナンスを完了しました。
ライオンコリアは毎年『Ai! Kekute』限定企画品を発売しています。この限定企画品は、製品設計からパッケージのデザイン、生産、販売、寄付などのプロセスにおいて、ミラル福祉財団やグッドウィル*を通じて障がい者と共同しており、収益金を還元することで、障がい者の雇用と収入アップに貢献することを目的としています。
2021年は4月に限定企画品が発売され、障がい者約40人の雇用創出に貢献しました。
* グッドウィル (the Good Will) は、障がい者やホームレスなど働き口を求める上で社会的に不利な立場に置かれている人たちのために職業訓練を提供したり、雇用サービスなどを行うことを目的としている非営利団体。
出生率の減少は、韓国においても社会課題となっています。ライオンコリアは、出生率の向上に向けて政府・自治体と連携した取り組みを実施しており、自治体との事業協約を締結しています。出生届を提出した家庭を対象に、衛生的なくらしを支える「衛生セット」をお渡しし、新生児の衛生的な毎日を支援しています。
2021年は54の自治体に拡大し事業協約を結んで支援活動を実施しました。また、PM2.5等、高まる環境汚染に対する不安を低減できるよう、正しい手洗いに関する情報や『Ai! Kekute(アイケクテ)ハンドソープ』を105,638世帯に提供しました(累計 278,706世帯)。
韓国では、お年寄り等、社会的弱者の劣悪な生活環境による健康被害(シックハウス症候群・ハウスダスト症候群等)が社会課題となっています。韓国政府(環境部 韓国環境産業技術院)は企業・病院・自治体等と連携して、生活環境の改善に向けた支援事業に取り組んでいます。
ライオンコリアもこの事業に参画しており、2015年より社会的弱者の方がいる世帯を対象に、台所用洗剤、洗濯用洗剤、オーラルケア製品等の日用品を提供し、健康的な毎日を支援しています。
2021年は1,750世帯を対象に実施し、今後も継続的に取り組みます。
韓国では寄付文化が根付いており、消費者による「エシカル消費*」が購買習慣として浸透しています。
2019年12月、韓国の大型スーパーである「ロッテマート」、「KIM’S CLUB」と共同で、ライオンコリアが店頭で販売する『Ai! Kekute』を消費者が購入すると、「韓国小児ガン財団」、「緑の傘子供財団」、「韓国ひとり親家庭福祉施設協会」等の団体を通じて、小児ガン患者を持つご家庭や衛生環境に恵まれない子どもを支援することができる寄付キャンペーンを実施しました。流通2社の寄付プロモーション終了後、計10,000個のハンドソープが財団や協会を通じて寄付されました。
2021年4月、韓国最大のインターネットサービス会社で、韓国でシェア第1位の検索エンジンある「NAVER(ネイバー)株式会社」のLive放送を通じて消費者参加型イベントを実施しました。障がい者の雇用創出を目的に、障がい者によってパッケージがデザインされた『Ai! Kekute』限定企画品シーズン2のセット品(本体1+詰替え4)を販売し、その収益金をグッドウィルストアに寄付するものです。寄付状況をリアルタイムで中継することで寄付参加を促進し、消費者21万人 (累積視聴者数)が賛同しました。
今後も様々な流通と共同し、寄付活動を拡大していきます。
* エシカル消費とは、消費者が各自にとっての社会課題の解決に取り組む事業者を応援しながら行う、人や社会、環境に配慮した消費行動のことです。
ライオンコリアは、2017年8月に社会貢献活動や持続的な社会貢献事業モデルを促進するため、幸福アライアンスとパートナー協定を締結しました。
2021年は、食事がとれないことが懸念される児童及び衛生環境が厳しい階層の児童11,600名に幸せBOXを提供しました。この幸せBOXには、ライオンコリアが韓国で販売している『Kids safeハブラシおよびハミガキ』、むし歯予防学習リーフレットが入っているので、自宅に帰ってからも正しい歯みがきができるようになっています。
これからもライオンコリアは、子どもたちのQOL(生活の質)向上に貢献するため、幸福アライアンスとの協力を継続していきます。
* 幸福アライアンス(Happy Alliance)は、分かち合いと協力により社会に変化をもたらすため、社会問題の解決に取り組む最前線で活躍する企業、機関、個人のネットワークです。
ライオンコリアでは、子どもたちが自分自身の健康を守ることができるように、ライオンコリアが販売しているハンドソープ『Ai! Kekute』を使用して、正しい手洗い方法を指導しています。清潔衛生習慣の定着において、特に重要な時期は幼児期です。
2016年より、ライオンコリアでは、ソウル特別市および首都圏の4歳から6歳の幼稚園児を対象に『Ai! Kekute』手洗い教室を開催しています。教室では、泡の形のキャラクターと司会者が子どもたちの興味を引きつけ、積極的な参加を促しています。手洗いソングや体操を通じて正しい手洗いを教え、手を洗うことは面倒なことではなく楽しい行為であることを伝えています。また、参加した子どもたち全員に「手洗いシートとシール」を配布し、各家庭で手洗いがきちんとできた後に保護者にシールを貼ってもらい、手洗い習慣が身についていることを手洗いシートを通じて幼稚園の先生に確認してもらっています。2017年は50の幼稚園で『Ai! Kekute』手洗い教室を実施し、6,580名の幼稚園児が参加しました。
2019年は、ライオンコリアの従業員の子どもが入園している4つの幼稚園で手洗い教育を実施しました。また、従業員が参加する毎⽉のボランティアプログラムを地域児童コミュニティセンター2ヵ所で行い、手洗いの歌や体操を通して、手洗いが退屈ではなく、楽しいことであることを子どもたちにレクチャーしました(対象:4歳から13歳、参加者合計:約300名)。
図書館は子どもたちがよく利用する施設です。ライオンコリアは、ソウル特別市内5つの子供図書館(ソウル特別市教育庁子供図書館、銅雀(トンジャク)子供図書館、蘆原(ノウォン)図書館、江南(カンナム)モッコル図書館、道峰(トボン)文化情報図書館)と連携して、「本を読むライオンは『Ai! Kekute(アイケクテ)』」キャンペーンを実施しました。このキャンペーンは、本には見えないバイ菌がたくさんついているので、本を読む前後にはしっかり手を洗うことを伝える目的で実施しています。また、きれいに本を扱うと本が長持ちするので、紙を作るための木を使わなくて済むことから、手を洗うことは衛生的な目的だけではなく、環境にもよいことを伝えています。
図書館司書は「価値BOX*」を使って、子どもたちに読書の前後に手を洗うことの重要性や、日常生活でバイ菌がつきやすい箇所、正しい手の洗い方、手を洗った後にもキレイに保つヒントを教えてくれます。子どもたちは「価値BOX」のセット(手洗いが習慣化するように、クイズで楽しみながら手洗いについて学べる教材が2つ入っています。図書館で学ぶものと、もうひとつは家で使うもの)をもらって学びます。
ライオンコリアは、このキャンペーンを試験的に2018年12月から2019年2月まで実施し、約615の世帯が参加体験しました。
* 価値BOXは、バイ菌がつきやすい箇所、正しい手の洗い方や、手洗いのタイミングを示すリーフレットです。子どもたちは学んだ後に組み立てると「価値BOX」になります。
2019年9月、「第19回国際沿岸浄化の日」のイベントが開催されました。このイベントは、海洋沿いのごみの削減を目的に国連環境計画(UNEP)で定められた活動です。活動場所である⿓遊島のマシアン海岸は、仁川国際空港近くにあり、⼲潟と砂浜を同時に⾒ることができる特徴ある海岸です。
⽣産本部の拠点が仁川地域にあるライオンコリアは、創⽴15周年を記念して、仁川地⽅海洋⽔産庁と連携のもと初めてこの清掃活動に参加しました。全社約100名の従業員が⻄海沿岸の⽣活ごみをはじめとする廃発泡スチロール、使⽤済みの漁具等約1トンに達する海洋ごみを回収しました。
ライオンコリアは「1社1河川、1社1道路づくり運動および街づくり」をテーマとして掲げており、今後も⻄海沿岸浄化活動に定期的に参画していきます。
蘭芝島(ナンジド)は、1970年ごろからソウル特別市の公式ごみ埋立地に指定されていた漢江(ハンガン)沿いの小さな島です。ソウル特別市の急速な近代化および経済発展の影響で蘭芝島はごみの山と化しました。1990年ごろ、埋立地は閉鎖されましたが、政府はこの問題を深刻にとらえ、蘭芝島を「生態公園」として再生させるプロジェクトを立ち上げました。その内のひとつである「ハヌル公園」にて、市民団体・企業・政府が連携し、生態系の回復を目指す「100の森作りプロジェクト」が推進されています。ライオンコリアも、環境保全を大切にする企業として、このプロジェクトを2017年より支援しています。
ライオンコリアは、『Ai! Kekute(アイケクテ)』と名づけた独自の森をつくり、従業員がボランティアで約100本の苗を植樹しました。また、苗木が安定して育った後に、ハヌル公園内の森に移し変えています。2019年はこの活動に従業員とその家族86名が参加しました。
ライオンコリアは、企業の社会的責任と衛生用品製造会社として、自社で販売する衛生用品の現物寄付活動等、社会貢献活動を積極的に行いました。
活動時期 | 2021年1月 |
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社外協力者 | 大韓赤十字社血液管理本部 |
寄付内容 | 『hygia(ハイジア)』2,021セット |
活動の詳細 | COVID-19 の第3波により全国的に輸血用血液の在庫量が不足になった中、供給危機を克服し献血を促進することを目的に、ライオンコリアの新規衛生ブランド『hygia』の消毒剤3種類を衛生セット品にして、献血イベントの参加者に贈呈。 |
活動時期 | 2020年1月-2月 |
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社外協力者 | 希望ブリッジ全国災害救護協会 |
寄付内容 | 寄付金1千万ウォン |
活動の詳細 | 中国武漢在住で、緊急帰国した韓国人の隔離生活施設及び自宅に『Ai! Kekute』と緊急救護寄付金1千万ウォンを寄付。 |
活動時期 | 2020年3月 |
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社外協力者 | ソウル市役所 |
寄付内容 | 『Ai! Kekute』5千本 |
活動の詳細 | ソウル市役所の防疫総括課に『Ai! Kekute』を寄付し、ソウル市25保健所や選別診療所、自主隔離者の自宅などに配布。 |
活動時期 | 2020年3月、11月 |
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社外協力者 | 大韓赤十字社 |
寄付内容 | 『Ai! Kekute』約3千本 『休足時間』約1万個 『冷感セラピークーリングシート』約9千個 |
活動の詳細 | 3月: ①全国の医療従事者の清潔・衛生保持のため、『Ai! Kekute』を寄付、 ②長時間防護服を着用している医療従事者や一日中患者を移送する救急隊員たちの疲労回復のため『休足時間』を寄付。 11月: 新型コロナウルス感染症指定病院7カ所の医療従事者の体温調節と更衣時の体調不良を予防するため、『冷感セラピークーリングシート』を寄付。 |
活動時期 | 2020年9月-2021年2月 |
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社外協力者 | 大韓赤十字社 |
寄付内容 | 『RAWQUEST』アンプル3.5千個 |
活動の詳細 | 化粧品の新ブランド『RAWQUEST』のアンプルを新型コロナウイルス感染症指定病院の医療従事者及び看護師に寄付。 |
活動時期 | 2021年5月 |
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社外協力者 | 韓国環境産業技術院、ミルアル福祉財団 |
寄付内容 | 『Chamgreen(チャムグリーン)』の収益金 |
活動の詳細 | 「世界環境デー(環境の日)*」に向けて、緑色経営企業の一員として、エコキャンペーンに参加。エシカル消費の一環として、エコ認証製品である『Chamgreen』ブランド製品を広告宣伝し、3,150個販売。 販売収入の2%は環境保護基金として寄付。その他の収益金全額は障がい者の雇用創出のために寄付。 |
* 毎年6月5日を環境保全に対する関心を高め啓発活動を図る日として制定された、国連による国際的な記念日。1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められた。
活動時期 | 2021年9月(第1次)、11月(第2次) |
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社外協力者 | 大韓赤十字社 |
寄付内容 | 寄付金1千万ウォン |
活動の詳細 | アフガニスタンの緊急事態により、韓国に緊急入国したアフガニスタン特別避難民(約80世帯、400人)に対し、衛生用品を寄付。 |