「ライオン山梨の森」では、ボランティア休暇制度を利用したライオン社員を中心に、年3回(春・夏・秋)森林整備活動をおこなっています。
「森林整備」と一言で言っても、その内容は実にさまざま。健康な森をつくるための作業や森への理解を深める時間、地元の方々と交流を図るひとときなど、さまざまな切り口からプログラムを組み立てています。ここでは、標準的なスケジュールに沿って、作業の内容をご紹介します。
1日のスケジュール
午前
- 1「ライオン山梨の森」に到着
- 2活動開始!
季節ごとに異なる活動を行います。

春の活動
植林
10年後の森の姿をイメージして、1本1本丁寧に植えていきます。
「ライオン山梨の森」では現地の植生に合わせた広葉樹を植えています。
土の中に木の根をしっかり張った木々は、土を守り、水をたくわえ、生きものたちを養います。いつの日か、健やかな森が目の前に広がりますように。私たちはそんな気持ちを込めて、地元八幡小学校の皆さんと一緒に苗木を植えています。

夏の活動
下刈り
生い茂る草を丹念に刈り取る。それにより、植林した苗木がすくすくと育ちます。
下刈りとは、植林した木々の周囲に生えてくる植物を刈り払うこと。周囲の植物を刈ることで、植林した苗木に十分な日光が当たり、健全に生長していくのです。
炎天下での重労働を終えると、森への愛着がいっそう深まります。
近年、猛暑が続いているため、2019年から夏の社員ボランティアは自粛しています。

秋の活動
間伐
ほどよい密度の森にするために、定期的な間伐を。地道な作業の積み重ねが、強い森をつくります。
間伐とは、木と木が混み合ったエリアで、木を間引くための伐採のこと。これにより、林床に日光が届き、残された木の成長が促され、風や雨に強い丈夫な木が育ちます。切り倒す方向や切り込む位置を見極めるなど、間伐はなかなかコツの要る作業です。
伐採した材木は余分な枝を払い、適度な長さに切断した後、資源として有効に活用しています。
昼食
- 3地元のお弁当
自然の中で食べる食事は最高です!
午後
- 4間伐または枝打ち。
……間伐材の運び出し。
- 5全作業終了!
- 6温泉で入浴。
疲れたからだを癒します。 - 7解散。おつかれさまでした!
森林整備 体験者の声
2006年からはじまった「ライオン山梨の森」での森林整備活動には、さまざまな年代のライオン社員や地元の小学生が参加しました。これまでの活動の様子を、写真と参加者から寄せられた声でお届けします。
八幡小学校 5年生
働いた後の汗は、とっても気持ちよかった。
先生や担当の人と力を合わせ、時間を忘れて木を植えました。大変な作業だったけど、とっても楽しかったです。
八幡小学校 5年生
10年後にここが緑の山に変わると思うと、ワクワクします。
木を植える大変さや楽しさを知りました。僕が植えた木がCO2を減らして温暖化を防いでくれるといいなぁ。
ライオン 社員(20代)
ものを大切にする意味を学びました。
活動を通して、木や森だけでなく、ものを大切にすることの意味を学んだ気がします。ライオンの社員として、環境のことを真面目に考えながら商品づくりをしていきたいです。
ライオン 社員(60代)
子どもたちとの共同作業は、疲れを感じさせません。
何といっても、小学生との共同作業が楽しかった!昨年植林した木が生長しているのを確認できたのも、収穫のひとつですね。10年後の森の変化を見届けたいです。