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ライオン 山梨の森 II

山梨県の「企業の森推進事業」の第1号として、2006年から山梨市水口地区の市有林で始めた「ライオン山梨の森 I」は素人でも整備できる場所が無くなってきたため、2021年から新たに山梨市牧丘地区の森林と造成地に場所を移転し、『ライオン山梨の森 II』として整備を開始しました。
「ライオン山梨の森 I」同様、森林整備への協賛金を提供するだけでなく、社員研修で森林整備活動を行うとともに、様々なステークホルダーとの協働も行っていきます。
また、「ライオン山梨の森 II」は造成地の「里山再生」という大きなテーマも取り入れて、ライオンがチャレンジする姿をお伝えしながら、人々が集い、環境について学べる森づくりを目指していきます。

『造成地』について​

整備の目的

里山再生への挑戦

背景

この造成地は山梨市の道路開発に伴う「残土置き場」で、そのままでは里山再生が難しい土地と言われているため。

整備方針・​情報発信​​

この造成地を本来の広葉樹や草花が育つ里山に再生することに挑戦していきます。
試行錯誤しながら様々な方法にチャレンジしている様子を発信したり、有効な方法を発見した場合は結果を報告したいと考えています。​

具体的な整備作業

大きく4カ所(細かくは6カ所)に区切って、実験的なフィールドにします。


【エリア番号と行う作業】 

  1. 土壌を改良するため、アカマツ、ハンノキを植える
  2. 奥の森とヒノキ林の中の広葉樹林からの樹木の移植150本(生き残るのは50本程度と想定)
  3. 落ち葉堆肥
  4. 人工肥料
  5. どんぐり苗床
  6. 落ち葉堆肥
  7. 人工肥料
  8. 比較するために土を耕した後、あえて放置しておく

植林​​

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森から広葉樹の若木を掘り起こす
(植え替え前)​
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造成地の土と枯れ葉をまぜて堆肥作り​
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穴を掘って広葉樹の若木を植える​​
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木の周りに水をはる「水ぎめ」という方法で移植完了​​
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2か月後の様子

『ヒノキ林』について​​

整備の目的

生物多様性に寄与し、水源涵養にもつながる林にする。​​

背景

過去に植えられ放置されてきたヒノキが密集している状態のため​​。

整備方針・​情報発信​​

間伐を進めて林の中を明るくし、大径木化と林床植生を増やすことを目指した森林管理を行っていきます。​

具体的に行う主な作業​​

  1. 積極的に間伐・枝打ちを行う​​
  2. 丸太の搬出​​
  3. 遊歩道設置​

間伐​

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根本をのこぎりで切っていきます​​
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木が倒れる瞬間​​

遊歩道づくり​​

将来、散策のできる森にするため、ヒノキ林の中に遊歩道を作り始めました。​
植わっている木を伐採したり、倒木をどかしたり、草を根本から掘り起こして排除し、道を整えました。

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倒木をどかし、地面を整えます​​
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整備された遊歩道​​

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