新型コロナウイルス感染症予防のため、一部の活動を自粛しています。
ライオングループではオンラインを活用する等、活動内容を見直しながら、健康な生活習慣づくりに継続して取り組んでいきます。
Lion Corporation (Korea)(以下、「ライオンコリア」という。)では、2022年から2023年にかけて、0-2歳の子供をもつ、離乳食を初めて買った人を対象に『KODOMO』安心ゼリー歯ブラシ2本入り製品を2つ贈呈し、リピート割引クーポンが使用できるキャンペーンを行っています。離乳食を始めるご家庭にとっては、子どもたちが自分で行う歯みがき習慣や保護者による仕上げ磨きをすることはとても大事な習慣です。幼少期からの歯みがき習慣の定着に向けて、この活動に月5千名、総勢6万名の参加を予定しています。
2022年の1年間、ライオンコリアは、国内最大級のキッズカフェである「Playtime Kids Café」と共同し、歯みがきへの抵抗を減らし、オーラルケアの重要性を啓発することを目的に、訪問者である3~7歳の子ども13,000名に『KODOMOハブラシ』を提供しました。館内では、『KODOMOハブラシ』のコマーシャルが流れ、ブランド認知の拡大も図りました。
ライオンコリアは、西大門(ソデムン)区保健所と延世(ヨンセ)大学歯学部予防歯科学の協力のもと、ソウル特別市内の西大門区管内の教育機関に歯みがき施設(歯科健診やオーラルケア指導を行う施設)を設置し、そこで歯みがき教育を2014年より実施しています。
2022年から対象者を6-7才の未就学児と小学1年生にして、歯みがき施設では、歯科医師・歯科衛生士による継続的なモニタリングを行っています。年に2回歯科健診を行い、4年間経過観察し(対象は小学1年生)、さらに、正しいオーラルケア習慣を身につけてもらうよう、毎月1回、歯科衛生士が幼稚園、小学校、福祉施設を訪問し、昼食後の歯みがき習慣や正しい「予防歯科」習慣を児童に伝えています。
2022年は、幼稚園62園、小学校18校、福祉施設 14ヶ所で合計6,300名にオーラルケアの指導をしました。2014年から累計で約61,377名の児童に歯みがき教育を行っています。
ライオングループは、生涯にわたって人々の健康保持をサポートするため、子どものころからの歯とお口の健康意識を育むことに重点を置いています。日本では、小学生に対して正しい歯みがき指導やオーラルケアを指導することを目的に「全国小学生歯みがき大会」を1932年から実施しています。現在では、活動の場をアジア中心に広げ、小学校で毎年開催しています。
ライオンコリアでは、2009年より「小学生歯みがき大会」を開催しています。2022年は5月の大会に、ソウル特別市内と釜山広域市内にある、ソウル日本人学校4年生3名、プサン日本人学校5年生40名の児童43名が参加しました。2009年から累計で8,203名の小学生が参加しています。
2021年4-5月、ライオンコリアは、適切なオーラルケア習慣を身につけて健康を維持してもらうことを目的に、Teacher Mall(本サイトに登録している学校の先生が教材を購入するための専門モール)を通じて、ライオンコリアが韓国で販売している『Kids safe ハブラシ』と 『Kids safeハミガキ』のセット品を小学校新1年生5,300名に提供しました。
ライオンコリアは2012年より、保健所、文化センター、保健教師協会等が開催している様々な教育プログラムに参加し、健康に関する講演を行い、地域住民の健康増進に貢献しています。
講演内容は、各プログラムの参加者や形態に合わせてアレンジしています。専門家に委託して、乳幼児・保護者の正しいオーラルケア、オーラルケア管理方法、お口の健康と全身疾患の関係、感染症予防のための生活習慣等について幅広い知識を参加者に伝えています。
2021年も新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止の観点から、ZOOMにて講演を2回行い、約250名に受講いただきました。2012年から累計で約19,150名の方が参加しています。
ライオンコリアは、地域住民のオーラルヘルスケア意識の向上および「予防歯科」意識向上を目指し、広津(クァンジン)区保健所と共同で、毎週火曜日に「歯みがき相談室」を2012年より開催しています。参加者に自分のお口の状態についてセルフチェックをしていただいた後、一対一の個別検査を行い、それぞれの歯とお口の状態に合わせたセルフケア方法を指導しています。
2019年は約1,790名が参加し、累計で約17,000名が参加しています。2022年もCOVID-19の影響で活動を休止しました。
2022年9月から10月にかけて、MZ世代を対象に健康アプリを活用し10月15日の「世界手洗いの日」と連動した手洗い啓発を実施しました。この活動は、「Challengers」ユーザー500名を対象にライオンコリアが販売する泡ハンドソープ「Ai!Kekute(アイケクテ)*2」製品を使った正しい手洗いで、Instagram認証ミッションを与えて「元気な生活習慣づくり」を呼びかけてもらう仕組みです。ライオンコリアでは、こうした活動を推進することにより、韓国内ハンドソープNO.1企業としての使命を果たしていきます。
*1 MZ世代(Generation MZ)とは、1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた「ミレニアル世代」と、その後の1990年代後半から2010年の間に生まれた「Z世代(ジェネレーションZ)」の2つの世代を合わせたもの。
*2 『Ai! Kekute(アイケクテ)』は、ライオンコリアが販売するハンドソープのブランド名です(ライオンが販売する『キレイキレイ』)。韓国語で「あら!キレイ」という意味です。
ライオンコリアは、韓国国民の健康のために設立された保健福祉部所属機関「疾病管理庁*」との関係を築いています。
10月15日の「世界手洗いの日」を契機に、疾病管理庁の国民向け「手洗いキャンペーン」と協力し、ライオンコリアのマーケティング室は、2022年11月から2023年3月にかけて、約380万本の「Ai!Kekute」ロングセラー5品にキャンペーンステッカーを付着し、全流通チャネルで販売しました。
* 新型コロナ禍で政府の防疫スキル強化の必要性が台頭し、2020年に「疾病管理本部」から「疾病管理庁」へと昇格しています。
ライオンコリアは韓国で最大級の映画館「CGV」で、『Ai! Kekuteプレミアムモイスチャー』の大々的な広告宣伝を実施しました。
全土にあるCGVのロビーに、ポスターや動画を通じて広告宣伝するとともに、館内のトイレにはポスターだけでなく、商品と啓発ステッカーを設置して商品の良さと正しい手洗いの方法をPRしています。2022年には、5,000万名の来館がありました。
2020年5月、ライオンコリアは、恵まれない子どもたちに手を差し伸べる韓国最大の財団である「緑の傘子供財団」と下記を目的に基本合意書を締結しました。
この取り組みの一環として、ライオンコリアは、『Ai! Kekute』の売上の一部(1億ウォン)を財団に寄付し、その資金は子どもたちが利用する施設の洗面台やトイレなどの衛生環境メンテナンス費用に充てられています。「カラフル・トイレ・キャンペーン」は、常に水廻りを清潔に保ち、更に『Ai! Kekute』を設置することで衛生環境に彩を加え、子どもや地域社会の健康増進を図ることを狙いとしています。
2022年は、4歳から16歳の子ども500名が通うソウル特別市の地域児童コミュニティセンター13ヵ所のメンテナンスを完了しました。
ライオンコリアは毎年『Ai! Kekute』限定企画品を発売しています。この限定企画品は、製品設計からパッケージのデザイン、生産、販売、寄付などのプロセスにおいて、ミラル福祉財団やグッドウィル*を通じて障がい者と共同しており、収益金を還元することで、障がい者の雇用と収入アップに貢献することを目的としています。
2022年は4月に限定企画品(season3)が発売され、障がい者45人の雇用創出に貢献しました。
* グッドウィル (the Good Will) は、障がい者やホームレスなど働き口を求める上で社会的に不利な立場に置かれている人たちのために職業訓練を提供したり、雇用サービスなどを行うことを目的としている非営利団体。
出生率の減少は、韓国においても社会課題となっています。ライオンコリアは、出生率の向上に向けて政府・自治体と連携した取り組みを実施しており、自治体との事業協約を締結しています。出生届を提出した家庭を対象に、衛生的なくらしを支える「衛生セット」をお渡しし、新生児の衛生的な毎日を支援しています。
2022年は54の自治体に拡大し事業協約を結んで支援活動を実施しました。また、PM2.5等、高まる環境汚染に対する不安を低減できるよう、正しい手洗いに関する情報や『Ai! Kekute(アイケクテ)ハンドソープ』を287,691世帯に提供しました(累計566,397世帯)。
韓国では、お年寄り等、社会的弱者の劣悪な生活環境による健康被害(シックハウス症候群・ハウスダスト症候群等)が社会課題となっています。韓国政府(環境部 韓国環境産業技術院)は企業・病院・自治体等と連携して、生活環境の改善に向けた支援事業に取り組んでいます。
ライオンコリアもこの事業に参画しており、2015年より社会的弱者の方がいる世帯を対象に、台所用洗剤、洗濯用洗剤、オーラルケア製品等の日用品を提供し、健康的な毎日を支援しています。
2022年は1,750世帯を対象に実施し、今後も継続的に取り組みます。
ライオンコリアは、2017年8月に社会貢献活動や持続的な社会貢献事業モデルを促進するため、幸福アライアンスとパートナー協定を締結しました。
2022年12月は、食事がとれないことが懸念される児童及び衛生環境が厳しい階層の児童12000名に幸せBOXを提供しました。この幸せBOXには、ライオンコリアが韓国で販売している『Kids safeハブラシおよびハミガキ』、むし歯予防学習リーフレットが入っているので、自宅に帰ってからも正しい歯みがきができるようになっています。
これからもライオンコリアは、子どもたちのQOL(生活の質)向上に貢献するため、幸福アライアンスとの協力を継続していきます。
* 幸福アライアンス(Happy Alliance)は、分かち合いと協力により社会に変化をもたらすため、社会問題の解決に取り組む最前線で活躍する企業、機関、個人のネットワークです。
ライオンコリアでは、子どもたちが自分自身の健康を守ることができるように、ライオンコリアが販売しているハンドソープ『Ai! Kekute』を使用して、正しい手洗い方法を指導しています。清潔衛生習慣の定着において、特に重要な時期は幼児期です。
2016年より、ライオンコリアでは、ソウル特別市および首都圏の4歳から6歳の幼稚園児を対象に『Ai! Kekute』手洗い教室を開催しています。教室では、泡の形のキャラクターと司会者が子どもたちの興味を引きつけ、積極的な参加を促しています。手洗いソングや体操を通じて正しい手洗いを教え、手を洗うことは面倒なことではなく楽しい行為であることを伝えています。また、参加した子どもたち全員に「手洗いシートとシール」を配布し、各家庭で手洗いがきちんとできた後に保護者にシールを貼ってもらい、手洗い習慣が身についていることを手洗いシートを通じて幼稚園の先生に確認してもらっています。2017年は50の幼稚園で『Ai! Kekute』手洗い教室を実施し、6,580名の幼稚園児が参加しました。
2019年は、ライオンコリアの従業員の子どもが入園している4つの幼稚園で手洗い教育を実施しました。また、従業員が参加する毎⽉のボランティアプログラムを地域児童コミュニティセンター2ヵ所で行い、手洗いの歌や体操を通して、手洗いが退屈ではなく、楽しいことであることを子どもたちにレクチャーしました(対象:4歳から13歳、参加者合計:約300名)。
図書館は子どもたちがよく利用する施設です。ライオンコリアは、ソウル特別市内5つの子供図書館(ソウル特別市教育庁子供図書館、銅雀(トンジャク)子供図書館、蘆原(ノウォン)図書館、江南(カンナム)モッコル図書館、道峰(トボン)文化情報図書館)と連携して、「本を読むライオンは『Ai! Kekute(アイケクテ)』」キャンペーンを実施しました。このキャンペーンは、本には見えないバイ菌がたくさんついているので、本を読む前後にはしっかり手を洗うことを伝える目的で実施しています。また、きれいに本を扱うと本が長持ちするので、紙を作るための木を使わなくて済むことから、手を洗うことは衛生的な目的だけではなく、環境にもよいことを伝えています。
図書館司書は「価値BOX*」を使って、子どもたちに読書の前後に手を洗うことの重要性や、日常生活でバイ菌がつきやすい箇所、正しい手の洗い方、手を洗った後にもキレイに保つヒントを教えてくれます。子どもたちは「価値BOX」のセット(手洗いが習慣化するように、クイズで楽しみながら手洗いについて学べる教材が2つ入っています。図書館で学ぶものと、もうひとつは家で使うもの)をもらって学びます。
ライオンコリアは、このキャンペーンを試験的に2018年12月から2019年2月まで実施し、約615の世帯が参加体験しました。
* 価値BOXは、バイ菌がつきやすい箇所、正しい手の洗い方や、手洗いのタイミングを示すリーフレットです。子どもたちは学んだ後に組み立てると「価値BOX」になります。
2022年、ライオンコリアは仁川広域市協力スングギチォン環境浄化活動に参加しました。このイベントは、年間2~3回の実施を目標とする地域社会環境浄化活動であり、新型コロナの影響で臨時休止していましたが、感染の収束により活動を再開しました。仁川スンギ川の水質改善及び水域生態系の復元のために周辺のゴミ拾い、外来植物除去などを実施し、市民の生活の質を向上させることに貢献しました。この活動は、仁川広域市、法務部仁川保護観察所、海軍仁川海域防御司令部、仁川交通公社、仁川環境公団、CJ第一製糖、仁川広域市河川復活活性化準備団と協働して実施し、ライオンコリアの従業員20名が参加しました。ライオンコリアは「1社1河川、1社1道路づくり運動および街づくり」をテーマとして掲げており、今後も西海沿岸浄化活動に定期的に参画していきます。
蘭芝島(ナンジド)は、1970年ごろからソウル特別市の公式ごみ埋立地に指定されていた漢江(ハンガン)沿いの小さな島です。ソウル特別市の急速な近代化および経済発展の影響で蘭芝島はごみの山と化しました。1990年ごろ、埋立地は閉鎖されましたが、政府はこの問題を深刻にとらえ、蘭芝島を「生態公園」として再生させるプロジェクトを立ち上げました。その内のひとつである「ハヌル公園」にて、市民団体・企業・政府が連携し、生態系の回復を目指す「100の森作りプロジェクト」が推進されています。ライオンコリアも、環境保全を大切にする企業として、このプロジェクトを2017年より支援しています。
ライオンコリアは、『Ai! Kekute(アイケクテ)』と名づけた独自の森をつくり、従業員がボランティアで約100本の苗を植樹しました。また、苗木が安定して育った後に、ハヌル公園内の森に移し変えています。2019年はこの活動に従業員とその家族86名が参加しました。
ライオンコリアは、企業の社会的責任と衛生用品製造会社として、自社で販売する衛生用品の現物寄付活動等、社会貢献活動を積極的に行いました。
活動時期 | 2022年から継続中 |
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社外協力者 | 生活家庭用品事業者定例協議体(ライオンコリア、LG生活健康、AK、韓国P&G、Henkel Korea)、韓国消費者院、韓国視覚障害者連合会、社会福祉共同募金会(愛の実) |
寄付内容 | 製品識別用点字タグを制作 |
活動の詳細 | 生活家庭用品事業者定例協議体では、製品識別用点字タグを制作し、ライオンコリアも普及に参加。 一部のカテゴリーでは容器形状が全く同じ、又は似ているため、視覚障害社は識別しにくい状況にある。様々な製品にかけて使える点字タグを制作し普及させて、視覚障害者の生活安全に寄与。 |
活動時期 | 2022年3月、9月 |
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社外協力者 | ミラル福祉財団ヘレンケラー・センター、韓国失明予防財団 |
寄付内容 | 目の健康と関連のある機関を通じて開眼手術費を支援 |
活動の詳細 | ライオンコリアは企業としての社会的責任を果たすべく、また、ブランドリーダーシップを向上させるため、目の健康と関連のある機関を通じて開眼手術費を支援するなど実質的なサポートを提供。 視覚/視聴覚障害者の情緒安定のため、文化活動企画及び屋外での活動を支援。 |
活動時期 | 2022年4月 |
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社外協力者 | NAVER |
寄付内容 | 収益金の寄付 |
活動の詳細 | 消費者参加型寄付プロモーションを通じて、企業の肯定的イメージを強化し、製品の信頼度を回復。 NAVERライブ配信にて「Ai!Kekute Limited Edition Season 3」セットを購入するとone-for-oneでGood will storeに寄付される仕組み。 また、リアルタイムで寄付現況を中継して寄付への参加を呼びかけ、収益金を寄付することで障害者雇用を創出。 |
活動時期 | 2021年1月 |
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社外協力者 | 大韓赤十字社血液管理本部 |
寄付内容 | 『hygia(ハイジア)』2,021セット |
活動の詳細 | COVID-19 の第3波により全国的に輸血用血液の在庫量が不足になった中、供給危機を克服し献血を促進することを目的に、ライオンコリアの新規衛生ブランド『hygia』の消毒剤3種類を衛生セット品にして、献血イベントの参加者に贈呈。 |
活動時期 | 2020年9月-2021年2月 |
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社外協力者 | 大韓赤十字社 |
寄付内容 | 『RAWQUEST』アンプル3.5千個 |
活動の詳細 | 化粧品の新ブランド『RAWQUEST』のアンプルを新型コロナウイルス感染症指定病院の医療従事者及び看護師に寄付。 |
活動時期 | 2021年5月 |
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社外協力者 | 韓国環境産業技術院、ミルアル福祉財団 |
寄付内容 | 『Chamgreen(チャムグリーン)』の収益金 |
活動の詳細 | 「世界環境デー(環境の日)*」に向けて、緑色経営企業の一員として、エコキャンペーンに参加。エシカル消費の一環として、エコ認証製品である『Chamgreen』ブランド製品を広告宣伝し、3,150個販売。 販売収入の2%は環境保護基金として寄付。その他の収益金全額は障がい者の雇用創出のために寄付。 |
* 毎年6月5日を環境保全に対する関心を高め啓発活動を図る日として制定された、国連による国際的な記念日。1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められた。
活動時期 | 2021年9月(第1次)、11月(第2次) |
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社外協力者 | 大韓赤十字社 |
寄付内容 | 寄付金1千万ウォン |
活動の詳細 | アフガニスタンの緊急事態により、韓国に緊急入国したアフガニスタン特別避難民(約80世帯、400人)に対し、衛生用品を寄付。 |