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環境目標と実績

環境目標 Eco Vision 2020

Eco Vision 2020策定の考え方

地球環境問題の現状をふまえ、当社が関与する領域と活動は何かを設定しました。

1. 地球環境問題の状況

地球温暖化 世界の温室効果ガス排出量は、国際的な削減の取り組みにもかかわらず、230億トン(2000年)から340億トン(2020年)へと増加することが予測され、地球温暖化の進行が心配されています。
資源不足と偏在化 水は生きることに欠かせない最も重要な資源です。その世界の需要量は4兆m3(2000年)から5.2兆m3(2025年)へと増えることが予測され、世界中で水不足の深刻化が懸念されています。
生物多様性の喪失 約3,000万種の生物のうち、1975年以降、毎年4万種の生物が消失していると言われています。それまでは年に千種程度であったことと比較しても、非常に速いスピードで貴重な生物種が絶滅していることになります。

出典:環境省「平成22年度環境白書」

2. 当社関与領域と活動

外部ステークホルダーからの声

地球環境問題に当社として対応すべき目標を設定するために、環境NGOの専門家とダイアログを実施しました。また、設定した目標をお客様と共有し、ともに達成することを目指し、環境コミュニケーションの専門家とのダイアログを実施しました。(2012年11~12月に実施)

環境目標 Eco Vision 2020の設定(2013年)

地球環境問題の状況、当社関与領域と活動、外部ステークホルダーからの声をふまえ、2013年に環境目標 Eco Vision 2020を設定しました。
温室効果ガス(エネルギー使用)、水、廃棄物、排水、調達、生物多様性、社会への環境啓発の項目について、2020年目標を設定し、推進しています。

Eco Vision 2020の目標値と2019年実績

「Eco Vision 2020」は、2012~2020年の9年間を第1~3期3ヵ年に分けて推進しています。2019年は、第3期(2018年~2020年)の2年目となります。

低炭素社会の実現

循環型社会の実現

自然共生

啓発

主要項目(温室効果ガス、水)に関する2019年の主な取り組み内容

主要項目(温室効果ガス、水)に関する2019年の主な取り組み内容

「Eco Vision 2020」第3期(2019年)実績値と目標値表

「Eco Vision 2020」第3期(2019年)実績値と目標値表

長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」

当社グループは、地球規模で広がる環境問題に対して、パリ協定や持続可能な開発目標(SDGs)等の世界目標の達成に事業を通じて貢献していくべく、2019年に長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」を策定しました。「脱炭素社会」と「資源循環型社会」の実現を目指し、脱炭素、プラスチック、水資源の課題解決に向けた取り組みを具体化していきます。

LION Eco Challenge 2050 策定(2019年)

Eco Vision 2020を策定した2013年以降、世界共通の社会課題解決に向けたSDGs(持続可能な開発目標)の採択、気候変動問題に対応するパリ協定発効など、国内外で持続可能な地球環境保全に向けた動きが活発化しています。
こうした潮流を踏まえ、当社は2019年に、2050年に向けた目指すべきゴールや方向性を示した長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」を策定しました。
Eco Vision 2020最終年の本年は、Eco Vision 2020の目標達成に取り組みつつ、2021年からの「LION Eco Challenge 2050」の実行に向けた準備を進めていきます。

「くらすこと」が「エコ」になるように

eco LION

当社グループは、毎日の習慣を“リ・デザイン”する商品やサービスを、イノベーション(技術革新)や様々なステークホルダーとの連携により、生活者の皆様へ提供するとともに、双方向のコミュニケーションにより、「心地よくくらすことがいつのまにかエコにつながる生活」の実現を目指しています。そして、一人ひとりの生活から地域コミュニティ、さらにはグローバルへ展開していきたいと考えています。

貢献するSDGs

貢献するSDGs

「脱炭素社会」と「資源循環型社会」の実現に向けて

気候変動による異常気象や、水資源の不足、海洋プラスチックごみの問題など、地球環境問題への対応は、喫緊の課題となっています。ライオンの商品は、生活者に身近なところで、快適で便利なくらしに貢献している一方、原材料調達から生産や配送など事業活動にかかわる段階で環境に負荷をかけており、特に、家庭における商品の使用や廃棄の段階の環境負荷が大きくなっています。
「LION Eco Challenge 2050」では、重点的に取り組む課題を、商品のライフサイクル視点で捉え、「脱炭素社会」と「資源循環型社会」の実現を目指し、脱炭素、プラスチック、水資源の課題解決にチャレンジします。

脱炭素社会の実現への取り組み

地球温暖化による気候変動は、世界中で異常気象をもたらす等、私たちのくらしに大きな影響を与えています。ライオンの商品は、生活者の快適で便利なくらしに貢献している一方、原材料調達から生産や配送等、事業活動にかかわる段階で環境に負荷をかけており、特に、家庭における商品の使用や廃棄段階の負荷が大きくなっています。

イノベーション(技術革新)への挑戦と生活者への新しい価値の提供

生活者の皆様が毎日のくらしの中で、当社の超コンパクト洗濯用液体洗剤(『トップ スーパーNANOX』等)を使用することで、清潔で快適な生活が実現できるとともに、CO2削減、プラスチック使用量削減、水使用量削減に貢献できます。
このように「くらすこと」が「エコ」になる商品を拡充し、事業の成長と環境負荷低減の両立を図っていきます。

「くらすこと」が「エコ」になる

資源循環型社会の実現への取り組み

当社は、プラスチックを材料とする製品を製造・販売する企業として、プラスチック問題に対して果たすべき責任は大きいと考えています。
そこで、2015年から使用済みハブラシを回収してリサイクルする取り組みを、テラサイクルジャパン合同会社と協働し、多くの自治体や学校などにも参加いただき活動を推進しています。「ハブラシ・リサイクルプログラム」では、オーラルケアのリーディングカンパニーとして、生活者のオーラルケア習慣の促進を図り、健康の維持・増進を同時に目指しています。

自治体のごみ回収事業と連携したハブラシリサイクル活動

当社は、2020年4月から、本社所在地の東京都墨田区と協定を締結し、墨田区内公共施設や学校等教育現場(計85ヵ所)に回収BOXを設置し、使用済みハブラシを回収、リサイクルを行うとともに、区内子ども食堂等を利用する子どもたちに歯みがき指導等を行い、オーラルケア習慣の普及、定着に協力しています。

TCFDへの対応

ライオングループの事業は、主要原料に天然資源を使用する等、豊かな自然の恵みの上に成り立っていることから、気候変動が事業活動へ与える影響は大きく、気候変動への対応は重要な課題であると認識しています。
金融安定理事会(FSB)により設置された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD*1)」は、投資家の立場から企業に対して、気候関連のリスクと機会やガバナンスの明確化など、企業の気候変動に関する情報開示を求めています。
当社は、2019年5月にTCFD提言への賛同を表明しました。同年10月~2020年1月にかけて環境省「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業」に参画し、気候関連のリスクと機会が当社事業におよぼす財務的影響の評価に取り組みました。その分析結果の一部は環境省が公表している「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイドver2.0~」(2020年3月発行)*2で紹介されています。
今後は、これまでに得られた知見を活かしながら、シナリオ分析の充実化や対応策の検討を進めつつ、TCFDのフレームワークに基づく情報開示を進めていきます。

TCFDロゴ

*1 TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures

*2 当社の分析結果は、P140-147に掲載されています。

エコ・ファーストの約束

当社は環境省が進める「エコ・ファースト制度」に則り、2008年に製造業として初めてエコ・ファースト企業に認定されました。2019年には長期環境目標『LION Eco Challenge 2050』に則した内容で「エコ・ファーストの約束」(PDF:613KB)を更新しました。

エコ・ファースト制度」とは、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物削減・リサイクル推進など、自らの環境保全に関する取り組みを約束し、その企業が、環境の分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業(業界における環境トップランナー企業)であることを、環境大臣が認定するという制度です。

エコ・ファースト推進協議会

エコ・ファースト推進協議会」とは環境行政及びエコ・ファースト企業間の連携を強化し、制度の認知度向上を図るとともに地球環境問題に対する取り組みをさらに充実させることを目的に、2009年12月に設立された組織です。
当社も設立当初から幹事企業の1社として積極的に参加しており、2012年度~2013年度は議長会社を務めました(議長:当社の濱社長(現・会長))。現在は副議長会社を務めています。

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ライオン 統合レポート2020 サステナビリティ編

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