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生物多様性保全への取り組み 大阪工場

活動の内容

大阪工場では、NPO法人日本ウミガメ協議会からの要請を受けて、和歌山県みなべ町千里浜海岸で積極的な保全・再生活動としてアカウミガメの保護活動を通した海浜生態系の保全に取り組んでいます。

堺泉北臨海工業地帯の

・生態系に配慮した生産活動

節水のほか、海洋や大気への負荷低減、GHG(温室効果ガス)排出低減

・保全・再生活動

絶滅危惧種であるウミガメの保護活動実施
1.ウミガメが上陸しやすい様に砂浜の清掃実施
2.タヌキによる食害を防ぐ防護柵の設置
3.産卵・孵化状況の調査
4.孵化しなかった卵の状態確認・原因推定

連携団体:
NPO法人日本ウミガメ 協議会・みなべウミガメ研究班

アカウミガメの孵化調査


主な生産品

衣料用洗剤 NANOX one スタンダード
NANOX one ニオイ専用
NANOX one PRO
柔軟仕上げ剤 ソフラン プレミアム消臭
ソフランアロマリッチ
ソフランAiris
衣料用漂白剤 ブライトSTRONG漂白&抗菌ジェル


活動紹介

大阪工場では、取水など水の利用をはじめ、堺泉北臨海工業地帯の自然の恵みを受けて製品づくりを行っています。そこで、堺泉北臨海工業地帯の生態系に配慮した生産活動はもちろんのこと、国連が定めた国際生物多様性年である2010年から、ウミガメ協議会やみなべウミガメ研究班と連携し、和歌山県みなべ町千里浜での「アカウミガメ保護活動」を開始しました。
みなべ町の千里浜海岸は絶滅危惧種に指定されるアカウミガメの本州最大の産卵地です。アカウミガメが孵化し、成体になるまでには様々な脅威にさらされています。千里浜でも、タヌキによるウミガメの卵や子ガメの食害がたびたび確認されてきました。食害対策としてウミガメの産卵巣への防護柵設置に取り組み、防護柵の構造と設置方法に改良を重ねた結果、2016年についに食害ゼロを達成しました。合わせて、孵化後の卵を砂の中から掘り出し孵化率を調べる調査、および砂浜に漂着したごみの清掃も行っています。

産卵巣に被せる金属柵を設置(マス目は子ガメが通れるサイズ)
卵の孵化率を数えて調査
アカアウミガメの産卵に邪魔にならないよう、砂浜に漂着したゴミを清掃する様子

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