Lion Corporation (Thailand) Ltd.(以下、「タイライオン」という。)では、1999年から子どもたちに口腔衛生に関する情報と正しい歯磨き方法を伝える教育プログラム「KODOMO School Road Show」を行ってきました。長年の活動により、『KODOMO』ブランドのイメージを構築し、売上を拡大してきました。
2024年11月13日から2025年2月14日にかけて、首都バンコクと主要な地方都市の5-12歳の子どもたち60,000名を対象に、Chan Activation Co.,Ltd.と共同で口腔衛生に関する教育をステージで行い、『KODOMO』ブランドのキャラクター動物たちと一緒に楽しいイベントとして実施しました。イベントの最後には『KODOMO』ハミガキのサンプリングを行い、子どもたちの歯磨き習慣づくりに貢献しています。
タイライオンは、2024年に創業55周年を迎えました。長い歴史を持つオーラルケアのリーディングカンパニーとして、タイの人々のオーラルケアに対する意識と習慣を向上させるために、これまで公衆口腔衛生活動を牽引してきました。
2024年6月24日から12月31日までタイライオン創立55周年を記念して、バンコクおよび近郊の31カ所で、タイライオンのマーケティング部門とバンコクスマイルクリニックが協力して、予防や治療に基づいた歯科治療を受けることができない人々や子供たちを支援するため、全身の健康と幸福への入り口として、オーラルケア習慣を促進しました。レントゲン検査、診察椅子、歯科治療システムなど最新の歯科技術と設備を完備した「Lion Smile Express」と名付けた移動歯科バスに歯科医師が常駐し、歯科検診と歯科治療を無料で提供しました。この活動には、子どもから大人、高齢者、障がい者、孤児も含め2,687名が参加しました。
タイライオンはこれからも、タイの人々の健康と幸福のために「より良い習慣づくり」を通じて貢献していきます。
タイライオンのサステナビリティチームは、タイライオンが販売する『KODOMO』ブランドの商品を使用して、就学前の園児や小学生903名の子どもたちに正しい歯みがき指導を行っています。2024年は以下のスケジュールで実施しました。
ライオンちゃんも登場して、子どもたちは喜んで学んでくれました。
タイ北部のプレー県は、高齢化が進んでいる地方のひとつです。タイライオンは2018年からプレー県の保健所と連携して、高齢者の喉のつかえ(むせ)を減らし、噛む力を高め、ドライマウスを改善することで、QOL(生活の質)を高める活動に取り組んでいます。この活動は、2016年の「ライオン・オーラル・ヘルスアウォード」で歯科専門家により紹介されました。保健所の歯科医師は定期的に高齢者が集まる地域のコミュニティで、オーラルケアに関する講演を行います。また、お口の機能が低下するのを防ぎ、「お口の元気度」を保持、増進することを目的に、ライオンにより設立された(公財)ライオン歯科衛生研究所(LDH)が開発した「健口美」体操(お口の体操)を取り入れています。体操を始めてから6ヵ月もすると、多くの参加者に効果が現れ、喉のつかえやドライマウスが改善されました。タイライオンは多くの高齢者が実践できるように、「健口美」体操のパンフレットと掲示板を提供しています。
2024年7月5日にYannawa Elderly School、8月6日にSocial Welfare Development Center for Older Persons, Pathumthani Province、9月4日にRai Nueng Elderly Schoolでタイライオンは「健康美」体操を、高齢者の方に向けて実施しました。198名の高齢者が参加しました。
タイライオンでは、行政と連携しながらタイの人々のオーラルケアの改善に継続して貢献していきます。
乳歯はゆくゆく生え変わることから、大人の歯より軽視されがちです。しかし、お口の健康は将来の全身健康に影響をおよぼすといわれており、小さいころからオーラルケアを実践することが大切です。
タイライオンは正しいオーラルケアの普及と「予防⻭科*」の浸透・定着に向け、政府の病院・保健センターと連携し、歯科健診・むし歯処置・歯みがき指導等のオーラルヘルス活動を実施しています。地方の学校で歯科健診を行い、児童にむし歯が見つかった場合「スマート・テクニーク」とよばれる処置を歯科医師が行います。
2018年からは、活動を実施する地域にある販売店と共同で、2歳から5歳の子どもたちを対象に、『KODOMO』ブランドを活用した劇により、正しい歯みがきの仕方を伝えています。タイライオンは連携した販売店でしか利用できないクーポンを配布し、クーポンをもらった子どもたちは、その販売店にクーポンを持参すると、タイライオンの商品が通常より安く購入できます。これにより自宅でもしっかり歯みがきを継続してできるようになります。
この活動は、2024年2月27日にシラチャ工場エリアにあるThammamongkolで行われLaemchabang地区の小学校に勤務する教師20名が参加しました。 タイライオンでは、他の地方にも活動を広げ、タイの人々にお口の健康を啓発していきます。
* ライオンが海外グループ会社で推進している「予防歯科」の考え方は、歯科専門家、流通、ライオンの3者が連携した取り組みです。歯科専門家と一緒にライオンは、歯みがきの実践的な指導やオーラルケア情報の発信により、生活者のオーラルケアに対する理解や関心を高めてもらうよう努めています。加えて、ライオングループでは店頭やその他市場を通じて、一人ひとりに合った商品の提供によるオーラルケア習慣の実践を推進しています。
タイ政府は、タイ国民の健康意識を高めるため、2012年より毎年「ヘルスフェア」を実施しています。2018年は、チョンブリー県シーラーチャー郡レムチャバン地区のAo Udomコミュニティセンターで実施されました。「ヘルスフェア」では、地域のコミュニティセンターで、医療機関、健康グッズ販売業者等がブースを出展し、ボランティアの医師や看護師が参加者に健康診断を行い、薬を処方します。
タイライオンもブースを出展し、訪れる方々の年代に合った商品やオーラルケアの方法をお伝えし、タイライオンが販売するオーラルケアブランド『SYSTEMA』や『GoodAge』などの商品をお渡ししました。2024年5月15日から17日は、約250名が「ヘルスフェア」に参加しました。
10月15日は「世界手洗いの日」に制定されています。2024年タイライオンのマーケティング部門では、タイの子どもたちの幸せを願い、『Kirei Kirei』ボトルを1本販売するごとに、1バーツをRamathibodi財団が運営する在宅小児呼吸ケアプロジェクトに寄付する活動を行いました。これまでに合計0.3MB(128万円相当)が財団に寄付されました。寄付金は財団の医療機器の購入に充てられます。
タイライオンでは、『KireiKirei』ブランドを通じて、タイの人たちの健康で清潔な習慣づくりを応援していきます。
2023年10月15日、タイライオンはSuan Luang RAMA IX(ラーマ9世公園)にてGlobal Hand Washing Day Runを開催し、1,000名のランナーが参加しました。このイベントは、世界手洗いの日に賛同し、「手洗いは命を救う」をテーマに、タイの人々の手洗い習慣の普及と定着を目的に行いました。
またイベントとは別に、8月1日~9月30日まで「お絵描きマイボトルコンテスト」を実施しました。
タイライオンのE-commerceサイトから 『KireiKirei』ボトルを購入して頂いた方は、Facebookのファンページからマイボトルのお絵かき用ステッカーをダウンロードができる仕組みです。Facebookにお絵描きをしたステッカーをアップロードして頂き、10月にコンテストの結果がFacebookのサイトとGlobal Hand Washing Day Runで発表されます。このコンテストの評価基準を以下のように設定しました。
このお絵描きコンテストに、約600名の子どもたちが参加し、手洗いの重要性を楽しく学んでくれました。
2024年11月27日、タイライオンはBangkok Christian Collegeの1年生を対象に課外授業で、歯磨きと手洗い方法をレクチャーしました。500名の児童がこのイベントに参加しました。
タイライオンは、小学校で身体を健康で清潔に保つ方法と家を清潔で快適に保つ方法を啓発するプログラム「Happy Life Happy Home」を実施しています。このプログラムは Happy Life(歯みがき、手洗い、洗顔、シャワー浴)と Happy Home(お洗濯、食器洗い、床掃除)で構成され、タイライオン製品の使用を通じて「健康、快適、清潔・衛生」に対する意識を高めることを目的としています。
2024年5月30日バンコクの Wat Dokmai School、11月11日シーラーチャーの Thai Kasikorn Songkro School で小学校4~5年生を対象に、歯磨き・手洗いだけでなく、大切な衣類を手洗いする洗濯方法など指導しました。
子どもたちは、とても興味津々で参加し、自宅でも習ったことを実践してくれています。
2022年11月25日、タイライオンの近隣に暮らす42名のYannawa区域の高齢者向けに再利用・リサイクル可能な物品の分別方法を啓発しました。タイライオンでは、従業員が再利用可能なごみを持参し、正しい方法で捨てた場合、ポイントを付与する制度を設け、エコの習慣化を促進しています。
タイライオンは、企業の社会的責任と衛生用品製造会社として、自社で販売する衛生用品の現物寄付活動等、社会貢献活動を積極的に行いました。
活動時期 | 2024年5月20日 |
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活動場所 | チェンマイにあるサムーン病院 |
寄付内容 | 病院の歯科棟建設のための寄付 |
活動の詳細 | チェンマイのサムーン病院で新しい歯科棟の建設を支援するために、100万バーツ(約430万円)を寄付しました。 |
活動時期 | 2024年10月 |
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活動場所 | King Chulalongkorn Memorial Hospital |
活動の詳細 | サハグループが2022年に建設したTiam-Saipin Chokuwattana buildingの修理費用をタイライオンがタイ赤十字を通じて支援 |
活動時期 | 2023年3月2日 |
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活動場所 | バンコク: Wat Dokmai School, Wat Pariwat School, Wat Chonglom School, Wat Chong Nonsi School , Wat Khlong Phum School, Wat Klongmai School シーラーチャー: Wat Chukkacher school, Laem Chabang School District 1, Thunsuklapittaya School, Wat Phrapratanporn |
寄付内容 | 洗面台ボウルと『KireiKirei』ハンドソープの提供 |
活動の詳細 | 新型コロナウイルス感染症は収束しつつありますが、依然としてインフルエンザなどの感染症は存在します。清潔衛生習慣の意識を高めるため、タイライオンのバンコクオフィスとシーラーチャー工場の近隣にある小学校に、児童が手洗いをする洗面台ボウルと『KireiKirei』ハンドソープを提供しました。 |