循環型社会の実現

循環型社会の実現に向けた事業活動の全体像

「循環型社会の実現」に向けて、各バリューチューン段階で実施している活動を整理しました。

当社の生物多様性保全に配慮した事業活動の全体像

植物原材料の使用 リサイクル材料の使用 事業所でのゼロ・エミッションの推進 製造工程排水のリサイクルや雨水活用による水使用量の削減 全社的にグリーン購入を推進 消費者への商品を通じた環境意識の啓発(エコ基準を達成した商品に環境ラベルを付与) 節水型商品による商品使用時の水使用量の削減 3Rの推進(つめかえ、内容物の濃縮コンパクト化、再生ペット、薄肉化などの容器の開発) ハブラシリサイクルプログラムの推進

原材料使用量の削減

当社は、原材料の使用は、資源の使用であることを認識し、製品の内容物のコンパクト化やつめかえ用製品を増やすことにより、使用する原材料の削減に取り組んでいます。
2017年の原材料の使用量は、製品の生産量増加にもかかわらず微減となりました。今後も削減に努めます。

原材料使用量の推移

持続可能な紙・パルプの使用

当社では、製品の包装、パンフレット類、コピー用品・封筒・名刺などの事務用品に、紙・パルプを使用しています。持続可能性に配慮するため認証紙の使用を進めています。今後も取り組みを進めます。

容器・包装削減のための3R

当社は、容器・包装材料削減のための取り組みとして、3R(Reduce:使用量削減、Reuse:再利用、Recycle:再資源化)を積極的に推進しています。
容器・包装材料の削減については、製品のライフサイクルの視点から評価項目を設定した「ライオン エコ基準」の「材料調達」、「物流」、「廃棄」の各段階に、該当する評価項目を定めています。

容器・包装材料削減のための3R

ライオンの容器・包装材料使用量の推移

製品のコンパクト化、容器構造の工夫

容器・包装材料を削減するために、衣料用洗剤、柔軟剤、台所用洗剤などを濃縮化し、容器のコンパクト化を推進しています。
2017年の容器・包装材料の使用量は、詰替えの特大容量化に伴い、プラスチックは増加しましたが、他の素材は全て減少しました。総使用量は、前年より0.8%増加し、54,415トンでした。
今後も製品のコンパクト化や容器構造の工夫をすることで、容器、包装材料の使用量削減に努めます。

つめかえ用製品の拡充

プラスチック製の本体容器は、内容物をつめかえることで繰り返し使うことができます。また、つめかえ用製品は、本体容器よりも容器の材料が少なくてすみます。重量も軽く、使用後の容量も小さくなるため、家庭から出るごみの削減にも貢献しています。

再生材料の使用

[再生樹脂の活用]

台所用洗剤の容器は、飲料用ペットボトルなどからの再生ペット樹脂を配合しています。

[古紙パルプを配合した再生紙の活用]

粉末衣料用洗剤などの容器・包装材料には、古紙パルプを使用しています。

廃棄物の削減

事業所でのゼロエミッション(国内)

国内における2017年の廃棄物総発生量は、分別の徹底と有価物化の推進などにより、1990年比73%削減と前年よりも減少しました。今後もさらなる廃棄物量の削減に努めます。
国内における2017年の廃棄物最終処分量は1990年比99.8%と、削減に努めています。
また、当社4工場はすべて、2002年にゼロエミッションを達成し、2017年には研究、オフィスを含む国内全事業所*1でのゼロエミッションを達成しました。

*1 千葉工場、小田原工場、大阪工場、明石工場、平井事業所、札幌オフィス、仙台オフィス、本社・東京オフィス、名古屋オフィス、大阪オフィス、福岡オフィス、ライオンケミカル(株)ファインケミカル事業所、ライオンケミカル(株)オレオケミカル事業所、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)四日市工場、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)小野工場、ライオンパッケージング(株)福島工場

廃棄物総発生量の推移(国内)

廃棄物最終処分量の推移(国内)

廃棄物量の推移(海外)

海外における2017年の廃棄物量の実績については、生産量の増加に伴い、総発生量・最終処分量ともに前年より増加しました。今後、削減に向けて継続的に取り組みます。

廃棄物総発生量の推移(海外)

廃棄物最終処分量の推移(海外)

<海外データの対象範囲>

海外連結グループ会社(孫会社を除く)および主要な持分法適用関連会社(ライオンウィングス)

産業廃棄物処理施設の維持管理の状況に関する情報

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(第十五条の二の三第二項)に基づく維持管理情報を公表しています。

千葉工場

水使用量の削減

事業活動での水使用量削減(国内)

当社は、水使用量、排水量を継続的に管理し、環境負荷低減と循環使用による水使用量の削減に努めています。国内においては工程洗浄水の削減施策に継続的に取り組み、千葉工場の製造工程排水リサイクル設備も稼動を開始しました。2017年の水使用量の売上高原単位は、2000年比50%削減と前年より削減し、2020年目標の「35%以上削減」よりもよい水準で推移しています。
今後も、工場の製造工程排水リサイクルの拡大を検討するなど、さらなる水資源の保護に努めます。

COD*は、水質汚濁に係る環境基準のなかで一律排水基準として許容限度(160mg/L(日間平均 120mg/L))が設定されており、水質汚濁防止法や下水道法に規制があります。当社はこれらを遵守して事業活動を推進しています。さらに、各地方自治体と当社事業所間で一律排水基準を上回る基準での協定を締結している場合もあり、より厳しい水準で排水の質の管理を目標としています。排水処理設備の安定化と定期的な保全や処理方法の改善により、CODの低減にも努めています。

事業活動での水使用量の推移と目標(国内)

事業活動での水使用量の推移と目標(国内)

排水量とCODの推移(国内)

排水量とCODの推移(国内)

千葉工場の排水リサイクル設備の稼動

「Eco Vision 2020」目標の達成に向け、千葉工場への排水リサイクル設備の導入を完了し、2016年より稼動しています。

千葉工場の排水リサイクル設備

千葉工場 排水リサイクルシステムの稼働

事業活動での水使用量の推移(海外)

海外における2017年の実績については、生産量の増加にともない水使用量および排水量は増加しました。

事業活動での水使用量の推移(海外)

排水量とCODの推移(海外)

※COD 化学的酸素要求量。水の汚れを表す指標のひとつで、水中の有機物を酸化して分解するために消費される酸素量。

<海外データの対象範囲>

海外連結グループ会社(孫会社を除く)および主要な持分法適用関連会社(ライオンウィングス)

商品使用時の水使用量削減

当社はお客様が商品を使用する際の水使用量の削減にも注力しています。例えば、従来品が2回すすぐことを想定しているのに対して、1回のすすぎで洗うことができる衣料用洗剤の拡大を進めています。
2017年の水使用量の売上高原単位は、2000年比では52%を削減、絶対量では51%を削減し、2020年目標の「売上高原単位45%以上削減」よりもよい水準で推移しています。今後も、新製品および新技術の開発を促進します。

商品使用時の水使用量の推移と目標(国内)

当社の節水に役立つ商品

『トップスーパー NANOX』『トップ HYGIA』

衣料用の洗剤です。泡切れがよく洗浄成分が残りにくいので、すすぎ1回でOK。

『CHARMY クリスタジェル』

食器洗い機専用の洗剤です。スピードコースでも、高い洗浄力で食器も食洗機内の庫内の汚れもすっきり落とします。

『CHARMY Magica』

ナノ洗浄の台所用洗剤です。ベタつく油汚れも水のように「サラサラ落とせて」手早く片づき、節水になります。

海外における節水商品

台湾・香港・シンガポールにて『トップ NANOX』を販売しています。売り上げも毎年拡大し、節水に貢献しています。

台湾NANOX

香港NANOX

シンガポールNANOX

グリーン購入

当社は、調達基本方針の第2項に記載の内容、「品質・コスト・納期などの視点に加えて、法令遵守や環境保全及び人権尊重なども含めて合理的に取引先を選定することにより、お客様への責任を果たすとともに、持続可能で健やかな社会の実現を目指していきます」に則り、全社的に環境に配慮したグリーン購入を推進しています。
従業員が使用する事務用品については、環境対応品であることを確認できる注文システムを使用し、グリーン購入に努めています。

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