ライオングループは、プラスチック問題や水資源不足問題に取り組むことで、資源循環型社会の実現に向けた様々な活動を推進しています。
プラスチック問題は、過剰な使用や不適切な廃棄プロセスにより、ライフサイクルで生じるCO2排出による地球温暖化や、海洋プラスチックごみによる生物多様性への影響等、別の環境問題とも関連しています。当社グループは、プラスチックを材料とする製品を製造・販売する企業として、プラスチック問題に対して果たすべき責任は大きいと考えています。プラスチック問題への対応方針を「ライオングループ プラスチック環境宣言」として公表しています。本方針に基づいて国内外で資源循環型社会を実現するための目標を設定し、課題解決に継続的に取り組んでいます。
また、水は生きることに欠かせない最も重要な資源です。日本においても、地球温暖化の影響による渇水リスクや上下水インフラの老朽化による水供給リスクが懸念されています*。当社グループは、水資源不足について、ライフサイクルを通じた水使用量削減に取り組んでいます。事業活動による水使用量の削減はもとより、消費者による水使用量を削減できる製品を新しい生活習慣とともに提供することで、企業としての責任を果たしていきたいと考えています。当社は、泡切れがよく洗浄成分が残りにくいためすすぎ1回でも使える洗濯用液体高濃度洗剤『トップNANOX(現・NANOX one(ナノックス ワン)、トップ スーパーNANOX 自動投入洗濯機専用)』を2010年より継続して販売しています。また、2020年より当社の洗濯用液体洗剤は、全てすすぎ1回でご使用いただけるようになりました。さらに2023年2月にはすすぎ0回の洗濯用液体洗剤「アクロン smart care」を発売しました。今後も、水使用量の削減に取り組んでいきます。
*出典:内閣官房水循環政策本部事務局「令和6年度版 水循環白書」
当社グループは、原材料調達から消費者による廃棄までのすべての段階で、プラスチックや水の循環利用・有効活用を進めています。今後も資源循環型社会の実現に向けて取り組みを推進していきます。
資源循環型社会の実現に向けての活動