閉じる

地球環境に配慮した容器の開発(キレイキレイ ハンドソープ)

地球環境を考える

昨今海洋プラスチックが問題となっておりますが、新しい容器の開発にあたって環境配慮設計は不可欠です。ライオンでは容器の開発にあたってプラスチックの3R(使用量の削減:Reduce、製品の再利用:Reuse、プラスチックの再利用:Recycle)に加え、再生可能な材質の利用(Renewable)に取り組んでいます。中でも本質的な問題解決手段である使用量を削減するためにコンピュータを用いた工学シミュレーション(CAE)にいち早く着目し、1970年代より容器の設計に活用しています。

コンピュータによる工学シミュレーションとは

容器を生産するためには「金型」と呼ばれるものが必要です。この「金型」は非常に高価であり、作ってしまってからでは安易に容器の形状を変更することができません。このため、あらかじめ容器の性能を予測し、最適な形状を実現するためにコンピュータ上で様々な形状のテストを行っています。具体的には「ボトルの落下解析」や「ボトルの圧縮解析」といった「1つの容器の強度」だけではなく、輸送時や生産工程を想定した「複数容器同士の関係性」や、キャップから流れ出る「内容液の流れ」など多様なコンピュータシミュレーションを実施し、容器の開発に活用しています。

輸送時の段ボール内の容器の動き
開発品と従来製品のキャップ縦断面における
洗剤の流出流速分布比較

解析事例:キレイキレイ ハンドソープつめかえ容器

従来の「キレイキレイ ハンドソープつめかえ容器」は紙とプラスチックフィルムを貼り合わせた「紙容器」でした。この紙容器は環境にやさしい材質ではありますが、容器をリサイクルする為に紙とプラスチックを分離することが困難であることが課題でした。そこで、今後のリサイクル技術の高度化を見越し、よりリサイクルがしやすい「単一素材容器」として容器の再設計を行うことにしました。材質として強度の高いPET材質を選定し、CAE技術を駆使して形状設計を行い軽くて丈夫な容器を実現しています。

減圧シミュレーション結果
輸送時に懸念されるケース落下①
輸送時に懸念されるケース落下②

研究事例紹介

Share